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2008年9月

2008年9月19日 (金)

【第一の刺客現る!!】

その先には、黒く短めのタキシードを着ている男が立っていた。
髪の色が真っ白である。
……

彼女は、小さな言葉を発した。
「シーク……。」
あの夢?に出てきていた少年だろうか。
足を肩幅程に広げ、頭をうなだれ、そして、後ろに手を回して立っていた。
俺達の後ろの方から、裏返しになっている車の一台から大きな爆音と共に高い火柱が上がり、その破片を辺りに撒き散らした。俺たちは、その音に振り返った。
火柱を後ろにしながら、黒ずくめの男達がゆっくりとこちらに向かって歩いて来ているのが見えた。
嘘だろう
俺は前を向いて少年を見た。
少年は、その場に佇んでいた。動く気配すら無い。
俺は、隣の彼女に目を向けた。すると、彼女も少年を見ていた。
もう一台から、同じく爆音と共に火柱が高々と上がった。
俺は、その音に振り返ると共に、彼女は車から飛び降りた。そして、俺に向かって。
「シークは、強いわ。後ろは私がなんとかする。自分を信じて!自分を解き放て!大丈夫だから!パ……」と言いながら火柱が上がっている方向へ駆け出した。
……
なにが大丈夫なんだ?
まったく意味が分からない。
俺は、とりあえず、車を降りた。
足の震えはまだ続いていた。
そして、何かに惹かれるかのように中央線の上に立ち、瞳を閉じ、深い深呼吸をしてから、少年の方に目を向けた。
少年は相変わらず、その場に佇み、動く気配すら感じられなかった。
その気配は、確固たる自信に満ち溢れている様に感じられた。
俺は、少年の自信とも感じられる態度に聊か恐怖を感じていた。
彼女は
俺は、ふとそう思い、後ろに目を向けた。
すると、彼女は躍動感溢れる動きで黒ずくめの男達と交戦中だった。
まだまだ、時間がかかりそうだな……
と思いながら、再び少年に目を向けた。
少年は、その場に寸分の動きもないままに立っていた。
やっか……
と思った瞬間。
その少年の方向から鋭い光が俺を襲った!
次の瞬間。
冷静な自分がそこにいた。
そして、
……!!
俺は後方に何かの気配を感じ振り返った。
その先には。
あの白髪の少年が立っていた。
一瞬で後ろに!!
俺は、少年を凝視した。
少年は、ゆっくりを顔を上げ、小さく微笑んで見せた。
その瞳は、青い瞳。
俺は、次に何が起こるか薄々感じていた。
それから間もなく、少年は、腰から剣をゆっくりと抜くと、俺を見た。
そして
あっと言う間に俺の前にくると

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2008年9月18日 (木)

【ミエ様へ続く道】

雲一つ無い青空の下、銀色の車は真っ直ぐに延びたバイパスを疾走していた。
俺は、助手席で流れる風景を横に感じていた。
運転席に座る彼女のサングラスの向こうの瞳は、真っ直ぐに前だけを見つめていた。
バイパスは車の往来が若干だがあった。
彼女はその流れを、糸を縫うように巧みに進んで行った。
俺は、少し怖かった。
幾らか進むと、彼女はサイドミラーを見て。
「来た!!」と小さな声で言う。
俺は後ろを振り返る。
すると、真っ黒の車が2台、物凄い勢いで近付いて来ているのが見えた。
彼女は、冷静だった。
そのスピードは尋常ではなかった。
まるで映画じゃねぇ~か……
俺は、そう思った。
黒い車は、あっと言う間に俺達のすぐ後ろに付く。
彼女はサイドミラーを見ながら左右に車を動かし、振り払おうと懸命だった。
対向車や追い抜いた車からクラクションが飛び交い、辺りは騒々しくなった。
緩いカーブが見えると、彼女は加速を始めた。
嘘だろう
カーブに差し掛かる頃に、彼女は素早くサイドブレーキを引いた。
その音に、嘘だろうと俺は思った。
このスピードで
案の定、車は横滑りを始め車体を横にしながら綺麗な弧を描き、緩いカーブを曲がり始めた。
すぐ後ろに付いていた2台の黒い車は、いきなりのカーブに反応出来ない様子で。
車の前方をガードレールに接触すると、激しく回転しながら中央分離帯に激突、車体が大きく弧を描きながら宙に舞い、裏返しの状態で路面に叩きつけられた。
もう一台は、ガードレールの車の前方を擦りながら、カーブを曲がっていたが、車体の後方が前車輪を軸に回転始め、ガードレールに激突しながら何回か回転を繰り返し、仕舞には、車体が横になり、勢い欲路上を転がり始めた。そして、前の車同様に裏返しの状態で停止した。
俺達の車も、カーブが終わる手前で、回転を始めた。
勢いよく何回か回転をしながら中央分離帯が切れる場所を越え、ゴム製の中央表示用のポールを何本かなぎ倒しながら、ゴムの焼けた白煙と匂いを残し道の真ん中に止まった。
停止の際。俺達は、激しく左右に振られた。
勘弁してくれよ
と思いながら、彼女を見た。
俺の心臓は、早い鼓動を打ち、体全体が痛い位に小さく震えていた。
が、俺が見た彼女は、鋭い目で前を見ていた。
俺は、彼女が見ている方向にゆっくりと目を向けると、その先には……

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2008年9月17日 (水)

【夢の世界で…】

これは【夢】
久しぶりに聞いた言葉。
しかし、心のどこかで待っていた言葉でもあった。
俺は、彼女を見ながら、そう思っていた。
彼女の髪が風に靡いている。
しかし、良く見るとあどけなさが残っているようで興味を持った事に、聊か良心が痛んだ。
しばらく行くとK通りにある錆だらけのシャッターの前に車が止まった。
そこはスナックであろう。一度訪れた事のある見覚えのある場所だった。
彼女は素早く車から降りる。
それを見て、俺も後を追って降りた。
シャッターの前に来ると彼女は俺の方を見る。
そして
「さっ、やってみて」と促した。
……

俺は、意味が分からなかった。とりあえず、シャッターに手を伸ばす。
すると、「違う、違う!」
と彼女は俺を制止させた。
「分かっている?これは【夢】……。要領は分かるはずでしょ。」
その言葉に俺は昔聞いた言葉を思い出した。
あぁ~、そう言う事か……
俺は、手をシャッターに向けると願った。
開け!!……
すると、シャッターはゆっくりと上がった。
俺は魔法使いになった気持ちで一杯になった。
彼女は、小さく微笑むとシャッターの向こうの階段を上り始めた。
俺も後についた。
店に入ると、中は薄暗く、彼女は電気を点け始めた。
俺はカウンターに座ると辺りを見渡した。
「何か飲む?」
振り返ると彼女は、まるで自分の店の様にカウンター内に立った。
「いや、いい」と返すと。
彼女は微笑んだ。
そして、俺を見つめた。
なんだ?誘っているのか?
下心がうずうずと顔を出してきた。
彼女を見つめ返すと、彼女はサングラスを取りながら再び微笑んだ。
こんな子と知り合いだったか?
どう見ても彼女は、まだ成熟しきっていない少女の面影があった。
「知り合いだったか?」
俺が聞くと、彼女は惚けた顔をして見せた。
「私は、知っているよ」
……

俺は、今までの記憶を覚えている限り考えてみた。
その姿を彼女は面白がっていた。
わからないな……
「あのさ……」と彼女が声にした時、電話が鳴った。
彼女は、その電話に出ると何回か頷き、受話器を置いて再びサングラスをかけた。
「行こう、そろそろ刺客が来るわ。ミエ様は違うところにいるから」
ミエ様誰だ、それ?
俺は疑問に思いながらもその店を出て、
再び彼女の車に乗り込んだ。
そして、O市を縦断するバイパスに乗った。

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2008年9月16日 (火)

【謎の女】

俺は、その風景に何も疑問は持たなかった。
……
あの夢は……
以前、体験した夢とは違う、少しだけ異様な夢だったが、あえて気にする事は無いと思っていた。
俺は布団から出ると、冷蔵庫の中の牛乳を取り出し、コップにあけると、一気に飲み干した。
洗面台で歯を磨き、鏡に自分を映す。
髭剃んなきゃなんないかな?……いいや、今晩剃ろう……
と思いながら、無精髭に手を当ててみた、掌がチクチクする。
……
これじゃ、もてないや……
そんな事を思いながら、俺は仕事着に着替え、玄関に向かった。
玄関のドアを開けると、そこは……いつもと同じ風景であった。
俺は、一歩玄関から出てドアを閉めた。
その時、ドアに陰に女性が立って居る事に気付いた。
……!!
彼女は、黒いサングラスをかけ、肩まである黒い髪の女性であった。
「おはよう。」
彼女は、そう言いながら、俺の方を見ると微笑んで見せた。
誰だ?この女……
スレンダーな体の女性に俺は興味を引かれた。
「さっ、行きましょう」
と言いながら、俺の後ろを過ぎ、アパートの階段へ向かった。
どこへ?
俺は、訳が分からないまま、その後について歩き出した。
階段を降りると彼女は立ち止まり、辺りを気にした。
俺は彼女の後ろで立ち止まり。
「なんだ?」
と聞くと。
その声に、彼女は「シッ!」と右手の人差し指を立てた。
次の瞬間。
俺は目を疑った。
無数の光の矢が彼女を襲う。
彼女は巧みにその光をよけながら、一人、そして、また一人と光を放つ者、夢で見た黒づくめの者達を、倒していった。
十数人いたのか、その風景は、圧巻だった!!
全て倒し終えると、深い深呼吸をつき、俺に手招きをした。
俺は、彼女のそばに行くと、彼女は微笑んでから駐車場へと向かった。
俺は何も言わずにその後を追う。
すると、彼女は俺の車ではない車の運転席に飛び乗り、
「乗って」と俺に言った。
ポルシェのコンバーチブル?この女何者?……
俺は、不信感を持ちながらも助手席に乗り込んだ。
彼女は俺を再び見ると、ホイールスピンをさせ、タイヤの擦れる音と白い煙を発しながら発進した。
そして、俺に言った。
「これは【夢】だから」と
俺は、そのセリフになんの不信感も持たなかった。
ただ、時が来たかと思っていた。
そして、以前の夢?とは違う雰囲気に理解と対応が出来ていなかった。
俺達は、夢の世界へと進み出したのだった

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2008年9月15日 (月)

【断片的な夢】

あの夢からちょうど1年後の夏
その日も熱帯夜の熱帯夜の寝苦しさと、飽きずに続く若者の行為に闘っていた。
寝る事に集中するために、数字を数える…1234・・・
記憶が薄れ始め、その行為が、優しい子守唄に聞こえ始めてきたその時!!
冷たい風が体を通り過ぎた感覚に、ゆっくりと瞳を開けた。
そこはあの洞窟だった。
俺は、自分がやけに冷静な事に驚いていた。
時が来たか……
俺は、深呼吸をすると、あの扉へと歩き始めた。
扉に着くと、あの時の子供らがいない事に気付いたが、少し辺りを見渡してから、扉に手を当てた。
そして扉を開けると同時に激しい光に包まれ、俺は、瞳を閉じた……
次の瞬間。
瞳を開けた俺は、O市を走るバイパスの上にいた。
2車線の中央線に立っていた。
……

冷静な自分がそこにいた。
そして、何かの気配で振り返る。
その先には。
白髪の少年が立っていた。
俺は、少年を凝視した。
それから間もなく、少年は腰から剣をゆっくりと抜くと、俺を見た。
そして
あっと言う間に俺の前に来ると、その剣で俺を突き刺した。
うっ。
痛みは無いが衝撃が心に走った。
俺は、後ろに倒れ込み、静に瞳を閉じた……
次の瞬間。
俺は、水の浸る感じに目が覚めた。
そこは、O市にのドーム前にある、浅い池の淵だった。
俺は、ゆっくりと立ち上がると、あたりを見渡した。
すると、浅い池の真ん中から、少女が上がってきた。
濡れた髪は背中まであり、鋭い眼孔で俺を見ていた。
そして、俺に向かって何かを投げた。
ナイフ……
数本のナイフが俺の体に突き刺さった。が、
やはり、痛みは無い。
しかし、俺の心に衝撃が走った。
再び、俺は後ろの砂利に倒れ込んだ。
そして、ゆっくりと瞳を閉じた……
次の瞬間。
俺は、雑踏の中でゆっくりと瞳を開けた。
そこは、O市のショッピングセンターIの中だった。
無数の黒ずくめの人が入り口から入って来ていた。
……
今度は何が起こる?
俺は、その人達を、目を細めて見ていた。
すると、白いスーツのスレンダーな少女が目についた。
今度はあいつか?
と思った瞬間。
雑踏がとまり、一気にこちらを向いた。
今度はなぶり殺しかぁ?
よく見ると全員仮面をしている。
まじかょ……
俺は、その雑踏に押し倒されると、かきむしられた、着ているものがボロボロになり、鋭い爪が肌を裂き始めているのを感じた……
俺は、意識を失いかけた。
その時、俺の右手を掴み、力強くその雑踏から引き抜かれた。
なんだぁ?
俺は……懐かしい香りと糸の様な髪、そして、オレンジ色の唇が見えた時に目が覚めた。
そこは……
俺が住んでいるアパートだった。

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2008年9月14日 (日)

【Introductory chapter】

あの夢から13年後の夏。
熱帯夜に寝苦しさを感じていた。
窓を開けっぱなしにしているが、生暖かい風が発汗を誘っていた。
 
ふと見た時計の針は、1時48分……
俺は、扇風機を足元に向けた。
 
……
あんま涼しくねぇ~な……
 
瞳を閉じ、寝る事に集中しようとした時。
下から、若い女のあえぐ声と、テンポのよい、壁に何かが当たる音が聞こえてきた。
 
……
くそガキが!……
 
毎晩続く、
その行為には、俺も怒る気にはなっていなかった。
 
子供だけは、作るなよ……
 
その行為の声を聞きながら瞳を閉じる
枕元の時計の針が、秒を刻む………
チッ、チッ、チッ、……
チッ、チッ、チッ、
チッ、チッ、チッ、チッ、………
秒がズレはじめ、
俺は、薄い記憶が途切れはじめ……そして、
……
眠りについた………
 
ブァン!キシーン!
ブァン!バァン!キシーン!

その音に俺は、瞳をゆっくりと開けた時。
その時!
俺の目の前には
紫紺色の光が弧を描いていた。大きく小さく時には……
その光に対峙する白銀の光、その光も弧を描いていた。時には大きくそして、小さく……
その光が交わる度に、その2色は細かな光の屑を散らす!
辺りは暗く、ゴツゴツした岩肌が光に映し出されていた。
 
白銀の光が真っ直ぐに上に向かって伸びた。
紫紺色の光は下へ伸びた。
二人だけの息が荒々しく響く。
 
一触即発の緊張感が、
その場の雰囲気でわかった。
 
次の瞬間!
大勢の人間が俺を通り過ぎて行く!!
白髪の少年
長い黒髪の少女
野球帽を被った少年
短い髪の少女
やくざ風の男
巻き髪の女
フードを被った少年
体格の良い、筋肉質な男
スタイルの良い、踊り子風の女
整った顔の男
白いスーツの女
シルクハットの男
背中を向けている女
そして
以前の恋人K子
微笑んでいる愛らしい少女
3歳ほどの子供
最後に
嫌らしく輝く瞳

そこには……

俺は、目が覚めた。

まだ、辺りは真っ暗だった。
慌て時計の針を見ると、
 
1時54分……
 
嘘だろう?……
下の部屋からは、最後の声と共に壁を強く打つ!
 
………

 
俺は、この夢の意味を考えた。
何に繋がる夢なのかを考えた。
しかし答えは出て来なかった
 
そして……
 
一年後……
【断片的な夢】から、この話しは続く

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2008年9月13日 (土)

Realistic Dream Episode 2 【THE DREAM MAKER】

この話は
今もこれからも、愛する人達へと捧げたいと思う。


夢は、作られている
俺達の知らない世界で
そう信じている。
そして

再び

夢の扉真髄へと向かう物語が始まる

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