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2008年9月16日 (火)

【謎の女】

俺は、その風景に何も疑問は持たなかった。
……
あの夢は……
以前、体験した夢とは違う、少しだけ異様な夢だったが、あえて気にする事は無いと思っていた。
俺は布団から出ると、冷蔵庫の中の牛乳を取り出し、コップにあけると、一気に飲み干した。
洗面台で歯を磨き、鏡に自分を映す。
髭剃んなきゃなんないかな?……いいや、今晩剃ろう……
と思いながら、無精髭に手を当ててみた、掌がチクチクする。
……
これじゃ、もてないや……
そんな事を思いながら、俺は仕事着に着替え、玄関に向かった。
玄関のドアを開けると、そこは……いつもと同じ風景であった。
俺は、一歩玄関から出てドアを閉めた。
その時、ドアに陰に女性が立って居る事に気付いた。
……!!
彼女は、黒いサングラスをかけ、肩まである黒い髪の女性であった。
「おはよう。」
彼女は、そう言いながら、俺の方を見ると微笑んで見せた。
誰だ?この女……
スレンダーな体の女性に俺は興味を引かれた。
「さっ、行きましょう」
と言いながら、俺の後ろを過ぎ、アパートの階段へ向かった。
どこへ?
俺は、訳が分からないまま、その後について歩き出した。
階段を降りると彼女は立ち止まり、辺りを気にした。
俺は彼女の後ろで立ち止まり。
「なんだ?」
と聞くと。
その声に、彼女は「シッ!」と右手の人差し指を立てた。
次の瞬間。
俺は目を疑った。
無数の光の矢が彼女を襲う。
彼女は巧みにその光をよけながら、一人、そして、また一人と光を放つ者、夢で見た黒づくめの者達を、倒していった。
十数人いたのか、その風景は、圧巻だった!!
全て倒し終えると、深い深呼吸をつき、俺に手招きをした。
俺は、彼女のそばに行くと、彼女は微笑んでから駐車場へと向かった。
俺は何も言わずにその後を追う。
すると、彼女は俺の車ではない車の運転席に飛び乗り、
「乗って」と俺に言った。
ポルシェのコンバーチブル?この女何者?……
俺は、不信感を持ちながらも助手席に乗り込んだ。
彼女は俺を再び見ると、ホイールスピンをさせ、タイヤの擦れる音と白い煙を発しながら発進した。
そして、俺に言った。
「これは【夢】だから」と
俺は、そのセリフになんの不信感も持たなかった。
ただ、時が来たかと思っていた。
そして、以前の夢?とは違う雰囲気に理解と対応が出来ていなかった。
俺達は、夢の世界へと進み出したのだった

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